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犬にかまれ賠償を求めた男性 飼い主に殺される

2015年02月11日

【新唐人2015年2月11日付】湖南省の24歳の男性、謝本宗(しゃ ほんそう)さんは先日、犬にかまれたため、飼い主に賠償を求めたところ、拒否された上、暴力を振るわれ死亡しました。被害者の恋人によると、飼い主は高官の息子です。また警察は飼い主をかばっており、メディアの報道も事実に反していると恋人は訴えます。

 

被害者の恋人、呉海語(ご かいご)さんによると、謝さんは1月30日の午後、湖南省長沙(ちょうさ)市の公園で、2匹の犬にかまれました。現場に駆けつけた警察はきちんと処理しないまま立ち去りました。また、飼い主は600元の賠償金の支払いを拒んだ上、被害者に暴力を振るい、頭と肺に深刻な傷を負わせました。そして謝さんは5日後に死亡しました。

 

「新華社」系のウェブサイト、「新華網」によると、容疑者は家族に説得され、2月1日に自首しました。そして2月5日、容疑者の家族が84万元を被害者家族に支払うことで、示談が成立したとも伝えました。

 

被害者の恋人 呉海語さん

「自首などウソです。警察は週末は出勤しないから、逮捕しないと言ってました。示談の成立なんてふざけてます。加害者からは民事で解決したから。弁護士を雇うなと言われました」

 

地元の警察に問い合わせたところ、回答を拒否されました。

 

高官の息子が起こした今回の事件が暴露されると、ネットで大きな物議を醸しました。

 

福建省ネットユーザー 郭さん

「独裁による腐敗です。中国に法律はないので、すべて不公平です。政府が制度を変えなければ、庶民は悲惨です。いつ災いに見舞われるか…中国が民主化すれば、庶民は虐げられずに済みます」

 

ネットユーザーが明かしたところによると、容疑者の郭彬(かく ひん)は長沙市の安全生産監督管理局に勤めています。通常は特別な家庭の子供でないと、このような役所には配属されないそうです。また、公開の試験で合格して入ったなら、これほどの横暴は働かないだろうとの声があります。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/02/09/a1175975.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

 

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